内容
展示を行います。
場所は、吉祥寺 百年さんの別館、1日。
4月25日から29日まで。
12時から20時半から。
最終日のみ18時まで。
はじめに
「写真も言葉もゴールであろうはずがない。
世界の秘密の匂いに誘われ、
狂おしい潮騒に突き動かされ、
豊かな間違いの生を生きる。
イライラとキラキラと。
いまどき、魔女は黒い服なんか着てない。
街中で好きな服を着て暮らしてる。
たまに森の館に帰郷する。
ふだんは都会で働いている。
“魔女の帰郷” と“魔女の東京”
それは、なんのことはない、あなたのおはなし。
好きなことをすればいい。
自分という愛しい呪いで、
ぜんぶ焼き尽くせばいい。
貧相なマグルには言わせておけばいい。
イライラとキラキラと生きてるんだから、
ほっといて。
涙が止まらないけれど、ほっといて。
悲しくなるその理由は、美しさだけだから。」
Melancolia storytelling
概要
言葉と写真と箱の展示で
あなたの記憶以前の記憶を呼び起こします。
全国の書店様で好評を博している
リトルプレス「眠る前になでる本。光に透ける魔法付き。」シリーズの
「魔女の帰郷」「魔女の東京」の世界へ誘います。
写真
写真を印刷したA3トレーシングペーパーを
110枚展示します。
2冊目の本は、ちひろさんというひとに会い、
ちひろさんのもつ何かに感化され生まれました。
断続的に写真を一緒につくっていて、
今回展示する110枚のうちの半分は、
その中からちひろさんに選んでもらった写真です。
人物撮影は予想外で無限で生命力があって
本当に面白い。
特別な5つの箱。
独自の世界観をもつ作家さんに仕立てていただいた特別な箱を展示します。
販売。
一作目「Melancolia Storytelling」
二作目「魔女の帰郷」
そして、完全版の中に同梱されていた
「魔女の東京」を新装版にして販売いたします。
レースで包んだ仕様の新作CDも販売。
魔女の東京 新装版について
薫り
香映奈穂さんに特別につくっていただいた薫りを
ディフューザーで会場内に。
販売もいたします。
参考リンク
note
うたって何か考えた。うたってジレンマだ。叶えたいもの。でも叶わない。上手くなんていかない。無様。舌打ち。ちくしょう。でも祈る。でも憧れる。叶わないまま続ける祈り。憧れ。ここじゃないどこか。ある京都の本の帯に、こんなことが書いてあった。「京都がその名の通り平安だったことはかつて一度もない。」京都の庭園は貴族の優雅な趣味か。ちがう。激動する時代の、人生の、その渦中で唱える静寂への祈りだ。その静寂は祈りと憧れと狂おしいジレンマでできている。うたも言葉も写真も。だから美しくなる。そして、うたも言葉も写真もゴールであろうはずがない。ぜんぜん言い足りない。この愛しさを。この虚しさを。この苛立ちを。この後悔を。このときめきを。ジレンマ。もっともっと美しく。矛盾のかたまりの狂おしい潮騒のように。
言葉と写真と箱がテーマの展示。ぜんぶ素人。プロってカッコ悪いからもっと衝動だけの素人になりたい。言葉はまだ好きじゃないけどわたしのひとつのカードだから切ることにした。すべてのカードをきって生きる。来ていただいた方に狂おしい潮騒が聞こえますように。
相澤 歩
melancolia storytelling